ごあいさつ
近年の異常気象や気象災害に代表されるように、温暖化やゲリラ豪雨などの気候変動は、人の命をも脅かす大きな問題になっています。その原因となる温室効果ガスの増加や、資源の枯渇、自然の喪失など、地球環境を取り巻く状況がますます深刻になっています。地球規模の大きな問題ですが、その解決の鍵になるのは、私たち一人ひとりの心掛けや、暮らしている地域への愛着などによる、小さな取組の積み重ねであると思います。
私自身、長年、シンクタンク業界で、一貫して環境分野に関する政策形成や事業化、普及啓発などに取り組んでおり、フリーランスとなった現在も、同様の調査研究事業を行っています。また、築100年の母屋(登録有形文化財)や庭のみどりの保存・活用にも取り組むことで、微力ながら環境保全の実践活動も行っています。
環境問題は心の問題であると考えます。地球環境に関する正しい情報を持った上で、「無理をしない」「ものを大切にする」「長いスパンで考える」など当たり前のことを当たり前にするといった感覚を身に付けることが大事です。さらに、「我慢して」とか「何かを犠牲にして」とかではなく、できるだけ「楽しんで」取り組んでいくことが、長続きする上でも、非常に大切なことだと思います。
妻の水彩教室を中心とした「パピエ」から派生して、このような環境問題解決を中心とした「地域づくり」「人づくり」「場づくり」などを手掛ける部門を、「KTJパピエ」として新たに設立しました。パピエ同様、こちらの方も、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
KTJパピエ 代表 永井克治