この3年の間に、スタジオ小屋を一部DIYで建てたり、以前は竹藪だった周りの住宅地がすっかり馴染んだりと、それなりに変化はありましたが、母屋やアトリエ、土蔵、庭など、暮らしの中心になっている部分は、あまり変わっておりません。ただ、時間の経過とともに、物が増えたり、劣化したりするので、物の整理やメンテナンスなどを日常のこととして行うことは必須のことです。それで初めて、プラスマイナスゼロで変化なしということになる訳で、建物も庭も放ったらかしは絶対に許されません。建物の方は、先々代の荷物を、本当に少しずつ、整理や廃棄を行っていて、3年前に比べてやや改善したといったところだと思います。庭の方は、放置した際の悪化がさらに大きいですが、私自身は建物よりもしっかりとメンテナンスをやって来たと思っています。スタジオ小屋のすぐ周りが、知り合いのプロの手が入って素敵なガーデンになったため、それ以外の部分も少しでも差が付かないようという気持ちもありましたが、ただ、やってもやってもキリが無く、やる度にやる所が出てきます。春から夏にかけて暖かくなってくると、雑草がどんどん増え、樹木はどんどん育ちます。また、雑木と呼んでいる木の成長が著しいとともに、大事にしたい樹木が、油断するとつる草に負けてしまったりもします。しかも、その頃、蚊が発生してくるため、それらのメンテナンスをすることは本当に大変な作業となります。蚊の発生は11月頃まで続き、結局年の半分は蚊との戦いにもなります。この半年間は現状維持で、蚊がいない半年間にできるだけ手入れして改善させる形で、この3年間何とか進めてきました。自然は、つる草に負ける樹木のように、何もせず放置すると荒れ果ててしまいます。
先日の能勢町の糸草さんとのイベントの際に、豊能町のyaoyamさんのキッチンカーが来ました。 母屋の奥側あたりも、見ていただける程度に整備を進め、元々思っていたようなことができるようになりました。人間も「現状維持は後退」と言われていますが、古い住宅も、長年ある自然も同じだと思います。プラマイゼロで満足せず、環境の変化に適応しながら少しでも先を行けるよう、引き続き頑張ろうと思います。
Katsuji
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