我が家は緑に囲まれており、継続的に手入れしないと、本当にひどい状態になってしまいます。このことは、数年前に処分した離れを見て切実に感じました。処分前の離れのように、人が住まず、全く手入れをしないと、まず屋根の上は木に覆われ、足下には雑草が生え尽くしていきます。暗くなって、ジメジメするとともに、落ち葉や木の実が屋根や壁に落ち、どんどん建物が朽ちてきます。母屋の方がそうなっては困るので、建物の中では、私たち夫婦の生活とともに、水彩教室など多くの人との活動を行い、窓の開け閉めや空調、掃除など、できるだけ隅々まで使い尽くしていくようにしています。また、建物の外では、はしごを使っても届かない樹木以外は自分で剪定をし、雑草や落ち葉の処理もこまめに行っています。ただ、これはこれで本当に重労働です。ダイエットのための運動と割り切れば良いですが、やはりできるだけ楽に効率的に行うことが長続きする上でも重要だと思います。
その1つの方法として、最近バイオネストの取組を始めました。剪定をした時の幹や枝、草引きをした時の雑草や落ち葉などの処理は大変で、特に幹については、切り捨てして地面に置きっぱなしにすると、みるみるうちにスペースがなくなっていきます。その解決策として期待しているのがバイオネスト。まさに鳥の巣のように大小さまざまな幹や枝を輪っか状に組み込み、輪の中に雑草や落ち葉を入れて、時間をかけて堆肥にするというシンプルで取り組みやすい方法です。 このことで、幹や枝をコンパクトなスペースに置けるとのと、雑草や落ち葉もある程度の量は処分できるので、スペースの節約になるとともに、袋詰めしたり、持ち運んだりする手間が省けるので、作業自体もとても楽になりました。しかも、自然の力で循環して土に戻すというサイクルも期待でき、うまくいけば畑の堆肥としても利用できることになります。
また、草刈りの際は電動機を使うことがあるのですが、今のところ、幹や枝の伐採に電ノコを使用しておりません。電ノコは効率的だと思うのですが、安全面に不安があるため、一本一本、手動で切る方が、かえって長続きするような気がしています。
スタジオ小屋周辺は、妻が花やブドウを植えたりし、いかにも庭づくり、ガーデニングという感じです。それ以外の部分は、ガーデニングとはほど遠い感じで、伸びすぎた樹木は切りまくり、不要な雑草は抜きまくるという地道な作業です。庭をつくるというよりは、現状維持しながら、少しずつ整えていく感じですが、それでも、レモンを植えたり、しいたけの原木を置いたり、また、自生している植物の花がよく咲くように日当たりを考えて剪定するなど、本来の自然を生かしながらの「庭づくり」というクリエイティブな気持ちで作業を行っています。
Katsuji
0コメント