story87.もう1つの空間、離れの誕生

ブログのstoryを中断していた期間、家の方も、庭の方も、それほど大きな変化はなかったですが、その期間に最も大きく変わったことは、主に妻の制作スペースとなる「スタジオ小屋」を着工し、完成したことです。

スケジュールとしては、2022年の12月に基礎工事が終わった後、その年の年末年始はひたすら板材のペンキ塗りをしました。2023年の1月に棟上げをし、みるみると建物が出来上がっていき、ペンキ塗りした板材は外壁として鎧張りしていただき、綺麗な白い外観となりました。春頃からは、柱や梁のペンキ塗りや、内壁の漆喰ローラー塗りを行い、床のタイル貼りも木工屋タクトさんに教わりながら行いました。2023年の夏にはタクトさんに、入口の二重扉部分やデッキ設置などを、2024年の春には古レンガほぶりっくさんに、外構や周りのガーデン整備などを行っていただき、めでたく完成しました。20年以上前にアトリエを増設した時のように、妻のスケッチから始まり、それをプロの施工者が形にしながら、出来る部分はDIYを行っていくというプロセスで、ほぼイメージ通りの姿になっていきました。やはり出来る部分を少しでもDIYで作っていくと、より愛着を感じることができます。これからもガーデンに植物を植えたり、家具を増やしたりと、ゆっくりと小屋を育てていくこととなります。

この建物、普段は妻の仕事部屋としての使い方となりますが、もう一つ考えていることは、ポータブル電源などを使いながら、災害時、例えば台風が到来した時の避難小屋として使うことです。基礎部分からしっかりとした建物で、ミニキッチンやトイレなど最低限の機能があるので、ある程度の生活はできますし、今でも、おやつ時にティータイムを過ごしたりしています。古い母屋と土蔵、母屋に増設したアトリエに続いて、もう1つ新しい空間ができました。これらも含めて、家での暮らしや仕事を行っていこうと思います。

それにしても、離れのガーデンは元々ある母屋のエリアとは打って変わってのイングリッシュ風です。元々の庭の整備も負けないよう頑張っていきたいと思います。

Katsuji

KTJパピエ

環境政策 藤井厚二 古民家

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