story48.何もない地に家を建てた先見の目2020.01.01 08:17年が明け2020年になりました。干支が一周して再び子年、2020年代という新しい10年の始まりの年でもあります。今年もどうぞよろしくお願いいたします。何もないところから、新しいものを生み出すことは、本当に尊いことだと思います。私の祖父がこの家を建てた時、家の周りにはほとんど何もな...
story47.二つのものが融け合って生まれる新しい形2019.12.16 00:37先日、カレンダー原画展が無事に終了しました。大勢の方にお越しいただき、心より感謝申し上げます。今年の10月には萬井宗子さんの写真展、11月にはパピエ認定講師4名による水彩展、そして今回の原画展と、この秋、連続して展示会を開催しました。どの展示会でも、複数の作家さん達が協力し合うこ...
story46.人の輪により実現した登録有形文化財2019.11.30 23:08このたび、我が家の母屋と土蔵が、国の登録有形文化財になることが内定しました。国の文化財の中では、最もハードルの低いもので、大きなインセブティブがない代わりに、きつい制約もないようです。とは言え、国の審議会など慎重な審査を経て選定されたものであり、身が引き締まる思いでもあります。登...
story45.地球環境問題と木造モダニズム住宅2019.11.16 12:15現在、私は、自宅古民家の保存活用や妻の水彩関係のサポートをしながら、前職同様、国や地方自治体向けの調査や計画策定、コンサルティングなどの仕事をしています。調査等のテーマは地球環境問題が中心で、それは会社勤めをしていた時代から一貫しています。フリーランスになった今も、国や自治体など...
story44.1に掃除、2に掃除、掃除の効用2019.11.01 12:17秋のこの時期は行楽日和が続きますが、我が家を利用したギャラリーやワークショップなどのイベントが多い時期でもあります。また最近は、建築の専門家や、古民家保全の活動をされている方々が我が家を見学に来る機会も多くあります。このような来訪があるたびに、夫婦で、せっせと掃除をすることが必要...
story43.家族構成に応じたフレキシブルな昔の家2019.10.16 12:19先日、私たちの娘の挙式と披露宴が無事に終了しました。半年ほど前に入籍していることもあって、結婚式当日は、しんみりというよりは、終始ニコニコしていたように思います。今年は、上の娘が嫁いで同居する家族が減り、このことで2階の子供部屋が空き部屋になってしまったとともに、昨年は、親世帯側...
story42.ネットワーク「藤井厚二倶楽部」誕生か2019.10.01 12:22先日、藤井厚二設計の聴竹居(京都府大山崎町)、八木邸(大阪府寝屋川市)、後山山荘(広島県福山市)それぞれ管理・運営などで支えておられる各倶楽部のスタッフの方々と、我が家および京都市内の藤井厚二設計住宅2軒の見学会が開催されました。3つの倶楽部の代表を務められている竹中工務店の松隈...
story41.元我が家敷地のグリーン、伐採進む2019.09.16 12:23我が家敷地の一部を手放して2ヶ月あまり。うっそうと茂っていた木々や竹の伐採がほぼ完了し、現在は土の造成が進み始めています。再整備の途中過程とは言え、グリーンがなくなり、土があらわになった景色を見ると、一抹の寂しさを感じますが、逆に、今後新たにグリーンを伴った戸建住宅の街並みを想像...
story40.防災の日に思うこと2019.09.01 12:25今日は防災の日。1923年に関東大震災が発生した日で、台風の襲来が多い時期でもあるため、「災害への備えを怠らないように」という戒めも込めて制定されたそうです。確かに去年の9月初旬は大型の台風が直撃して我が家も大きな打撃を受けましたし、関東大震災の年は我が家が建てられた年でもあり、...
story39.我が家の神様・仏様へのお参り2019.08.16 12:28我が家敷地の一部を手放して約1ヶ月。木々の伐採が始まって家の周りの様相もだいぶ変わってきました。鳥居や祠(ほこら)などお稲荷さんと呼んでいた部分については、手放す敷地の境界付近にあるため、残念ながら、今回、取り壊すことになりました。お稲荷さんは、私が子供の頃は、毎年、近所の伊射奈...
story38.古い土地であるが故の大変さ2019.08.01 12:3052年前にこの地で生まれてから最近まで、家の土地の歴史や詳細を知る機会はほとんどありませんでした。私が生まれる1年前におじいさんが亡くなりましたが、その後、土地の形状はほぼ今のままでしたし、自発的に測量や登記関係などに手を付けることはなく、かれこれ50年以上、土地に関してはほぼ何...
story37.我が家敷地の一部を手放しへ2019.07.16 12:367月8日、我が家敷地の一部について、手放すこととなりました。具体的には、道路沿いの駐車スペースになっている部分から上の方で、奥の竹やぶ部分までとなります。もちろん、古民家やアトリエ、その周りの紅葉が育つ庭、道路から建物までの小道部分などは変わりなく存続します。水彩の森パピエとして...