story50. 元我が家敷地の造成着手から半年経過

我が家敷地の竹やぶや雑木部分を手放し、造成が始まってから約半年。概ね1年強で造成が完了する予定と聞いているので、今は5合目あたりといった感じかと思います。この半年間、近くから工事現場を見てきて、気づいたことを箇条書きしてみました。

●元々、傾斜のきつい土地に、うっそうとした木々や竹、朽ち果てた納屋やはなれがあったが、グリーンの伐採は一週間、建物の解体は一日といった短期間でできてしまうのが驚きであった。

●一方、その後の土の切り盛りや調合などには何か月といった時間をかけ、パッと見には進展がなく同じような作業が繰り返されているようであった。年明け、ようやく擁壁を組み立てる作業が進められ、変化が見られ始めている。

●ユンボやショベルカーの動きは大胆かつ繊細。大部分はダイナミックな作業であるが、母屋や土蔵の近くについては、手先で砂を掘ってそっと落とすような感じであった。

●土の調合は微妙なさじ加減で、まるで化学実験のようであった。地盤は固くないとダメだが、基礎が入る程度の固さでないとダメで、バランスが難しそうである。

●木の選別や、解体された建物の選別も細かく、木でいえば、幹や枝葉、根っこ部分などを見事に分ける職人技。決して無駄を出さない感じであった。

●土地の切り盛りも無駄を出さない感じ。トータルとしては出す土の方が多いらしいが、竹やぶの深くにある粘土質の固めの土は、外に出さずに、敷地内の別の場所の盛り土として活用している。

このように、造成工事というのは、思ったより時間をかけて丁寧な作業であると強く感じました。土木工事も「ものづくり」、まさに匠の技です。今後、半年くらいかけて、擁壁ができ、家の土台ができ上がったら、いよいよ戸建住宅の建設工事が始まります。今度は「土木」から「建築」の世界へ。「家づくり」の過程を見るのもとても楽しみです。

Katsuji

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