story58.士業とのネットワークの大切さ

緊急事態宣言が全ての都道府県で解除され、少しずつ日常の暮らしが戻ってきました。パピエでも6月から、安全に気をつけながら水彩教室などの活動を再開する予定です。

Story52の独立話の続きとなりますが、4年前に会社を辞めて大変だったことの1つは、得意・不得意に関わらず、様々なことを個人あるいは夫婦でこなさないといけないことでした。会社にいる時は、例えば会計処理は、経費伝票を社内に出せば、後は別の部署が処理し最終的には監査法人がしっかりと確認してくれました。また、法律的に不明なことがあれば顧問弁護士がアドバイスしたり、パソコンで不明なことがあればシステム関係の方がメンテナンスしたりで、様々なことを守ってくれる体制が整っていました。

今は、自分たちで守っていく必要がありますが、当然、自分たちで全てをこなすことはできません。そこで必要なことは、いかに、その道の専門家とつながりを持てるかということです。独立して個人事業を始める際、まずは商工会議所の中小企業診断士の方に助けていただきました。また確定申告のための会計処理は知り合いの公認会計士に教えてもらい、商標登録の手続きの際には弁理士の力を借りました。また、自宅敷地の一部を手放すに当たっては、測量士や司法書士、行政書士などに測量や事務手続きを行ってもらうのに加え、古い土地が故に権利関係などややこしい事項に対しては弁護士の知恵や交渉力が欠かせませんでした。これらのような「士業」の方々の力は本当に有難く、そのことはサラリーマン時代にはあまり気づかなかったことでした。

自宅を登録有形文化財に申請する際には、一級建築士の方々に、建築様式を調べていただき、関係書類を作成いただきました。その過程で、施主である祖父専三の経歴や手紙類なども確認する機会がありましたが、専三は土木の工学博士としての仕事をしつつ、いろいろなエキスパートの方々と豊富なネットワークを持っているように感じました。いろいろな世界の方とのお付き合いが深まることで、自身の視野が広がり、仕事も好循環になると思います。私は、退職時直後に、自分の専門ということで技術士(環境部門)という資格を取得しましたが、今後も自身の核をしっかりと持つように努めながら、足らずのところは様々なネットワークで補って、暮らしを豊かにしていければと思います。

Katsuji

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