story10.古い家は、隅々まで使ってこそ

3月から着手していた古民家、木造モダニズム建築のリノベーション。夷工務店さん、木工屋タクトさんの2社の連携プレーに加え、我々夫婦もDIYで少し参加し、ほぼ完成となりました。今回は、奥のプライベートスペースのリフォームが主で、そのことにより、アトリエ側にあるリビングやキッチンを教室時に広く使えるようになりました。この4月からリニューアルした水彩教室をスタートしており、今後、他のワークショップやイベントなど、皆さまに数多くご利用していただけることができればと考えています。

奥のスペースは、仕事や生活などのプライベートスペースになるので、皆さまにご利用いただくことはあまりないのですが、リノベーションの過程について、業務をお手伝いいただいた2社のホームページに詳しく掲載されていますので、ご関心のある方、是非のぞいてください。

<夷工務店> http://www.wood-worker.co.jp/4718 http://www.wood-worker.co.jp/4812

<木工屋タクト> https://m-takuto.sakura.ne.jp/

こちらの想いを主に妻のイラストで伝え、それを職人さんの腕によって実際の形にしていただく、時に軌道修正し、できる範囲で作業のお手伝いをし、少しずつ目に見えて仕上がっていく、非常にクリエイティブな期間だったと思います。また、リフォームに先立ち、家のいろんな箇所について、物の整理も行いました。「こんな所にこんな物があったんだ」など多くの発見もありつつ、汚れている部分は掃除し、使わない物は廃棄し、壊れていた箇所は補修して、家全体を総点検する良い機会にもなりました。これらも含めてリノベーションというように考えています。

アトリエや玄関側の表部分は皆さまにご利用、奥側になる裏部分は製作や業務、日々の暮らしなどプライベート利用と、大きく2つにゾーン分けすることで、家全体を使っていく形が見えてきました。古い家は放ったらかしにしている部分から壊れていきます。昼も夜もいろいろな形で、隅々まで素敵に使い尽くしていきたいものです。

Katsuji

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