story22.向こう三軒両隣、ご近所さんとの関係性

昔は、ご近所さんとの付き合いが、今より濃かったように思います。子供の頃は、近所に遠い親戚のおばちゃんや、年齢が近い子供がいる同じような構成のご家族、よく可愛がってくれる老夫婦の方などが住んでいました。同年代の子供たちとは一緒に通学したり、放課後に遊んだり、老夫婦の方の家にもよく遊びに行ったりしていました。中でも、遠い親戚のおばちゃんの家が最も馴染みが深く、親兄弟もいろいろお世話になっていました。私も、特に小学校に入るまでは、毎日のように遊びに行き、いろんなお話をしたり、新聞広告の裏にお絵描きをしては、その絵をほめてもらったり、直してもらったりしていました。でも、私が、高校、大学へ行くようになった頃からはそんなお付き合いも減り、結婚してしばらく家を離れた間に、近所の方が引っ越されたり、亡くなられたり、建て替えられて別の方が住まれたり、何軒かがまとめて開発されてマンションになったりと、徐々に様変わりしてきました。新しいご近所さんとは、ごあいさつは交わすものの、昔ほど、向こう三軒両隣的なお付き合いがある訳ではありません。

ただ、最近、私が在宅する時間が増えたこともあり、また少しずつご近所付き合いが増えてきました。特に、一番新しくご近所さんになった高齢者向けマンションにお住まいの方達とは、少しずつお付き合いが深まっています。2年ほど前から、妻の水彩教室の生徒さんだった須田さんが講師となって、マンションの住人の方向けに月1回の水彩教室を開催しています。須田先生の指導が上手なこともあり、生徒さんの腕はメキメキと上達し、皆さん本当に喜んでおられます。私は、毎月、付き添いに行く程度ですが、皆さまが水彩を通じて楽しさを分かち合っている姿を見ると、こちらもたくさんのパワーをいただきます。

今後パピエでのイベントを広げていく上で、ますます、ご近所さんのご理解、ご協力も必要になってくるでしょうし、これから新しいご近所さんができることもあるでしょう。皆さんと、よりいっそう仲良く、一緒に進めていけるような関係性が持てれば良いなと思います。

Katsuji

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