story95.人生フルーツに学ぶ極意

前職の名古屋本社に勤められていた先輩からの紹介で、この1月、津端修一生誕百年記念事業「津端修一 団地・暮らしのデザイン展 ~高蔵寺ニュータウンの継承・再生のミライを考える~」のイベントに行ってきました。津端修一さんと言えば、映画「人生フルーツ」のご夫婦の旦那様。ずっと建築、都市計画に携わっておられ、名古屋の高蔵寺ニュータウンの計画・設計にはメインで関わられていた方です。その傍ら、高蔵寺ニュータウン内に、モダニズム建築の大家レーモンドの住居を参考にされた自邸を建設し、敷地内には雑木林やキッチンガーデンも整備されて、循環型で自給自足の半農生活を営まれておられました。奥様の英子さんとの二人三脚の生活は、微笑ましいながらも、固い絆のもと、コツコツ丁寧な暮らし方で、ドキュメンタリー映画として多くの視聴者の心を打つくらい素晴らしいものだったと思います。人生フルーツの映画については、このような夫婦の絆がメインテーマであると思いますが、多くの場面で登場するキッチンガーデンの見事な取れ高にも心を奪われました。それほど細かい技術が施されているようには見えないのですが、とにかく循環を大切にされているように感じました。家の敷地内には、地域の風土に合わせて植えられた落葉樹があり、その落ち葉を敷き詰めたり、それらで作った腐葉土を巻いたりして、土作りに余念がないように見受けました。

我が家の畑は、人生フルーツで出てくる畑に比べるとうんと小さいですが、雑木の量では負けていないと思います。雑木の剪定や伐採、雑草の処理などで、いろんな植物の残材が出てくるので、それを積み重ねた小山のような場所を数年前から作っています。この2月に、初めてその小山の下の方を掘り返し、腐葉土になっていそうな部分を掘り出して、ブルーシートの上に置き、それをふるいにかけて、さらさらになっている土の部分だけ取り出して、畑の畝に撒くことをしました。どこまで効果があるか分からないのですが、我が家の雑木の処理と、畑の収穫を兼ねた循環型の取組であると思い、今後も続けていきたいと思います。

ただ、これに加えて、やはりきちんとした肥料を補う必要があるでしょうし、日常的な水やり、虫の処理、雑草引きなど、毎日愛情を込めて育てることが大事だと思います。ここ数年育ちが悪い畑ですが、津幡ご夫妻を見習って、今年こそ巻き返したいと思っています。

Katsuji

KTJパピエ

環境政策 藤井厚二 古民家

0コメント

  • 1000 / 1000