story71.来年はもっと「暮らしの中に光」を

今年もあとわずかとなりました。今年は世界中が新型コロナウイルスに翻弄された年となり、パピエにとっても少なからず影響がありました。まずは4月頃の第一波。緊急事態宣言も発令され、直前に宇陀や塩屋のスケッチツアーを中止にしたり、4月と5月の水彩教室全般を延期にしたり。このころは新型コロナウイルスの対処方法が全く解明されておらず、ステイホームで完全に人と人との接触を遮断するしか確固たる方法が見出されていませんでした。その後、いろいろな研究が進むにつれて、だいぶ新型コロナウイルスの対処方法が見え始めてきましたが、11月末頃からの第3波。日々の感染者数がこれまで以上に増加し、この時期の恒例となっている水彩カレンダー原画展の前日に、大阪府から外出自粛要請が出るという何とも言えないタイミングとなってしまいました。元々今年は、開催日数を増やしたり、作家さんコーナーを1日1人にしたりと趣向を変えていましたが、より一層の感染対策を徹底し、参加者の方々にご協力いただき、我々もより気を付けながらの開催となりました。できるだけ多くの人に来ていただいて、原画鑑賞やお茶、おしゃべりの時間を、より長く、より楽しくと思いつつ、一方ではそこを制限するというジレンマもありました。来年以降は、そういったジレンマを誰も感じずに、純粋に楽しいひとときを過ごせるようになればと切に望む次第です。

来年のカレンダーのテーマは「暮らしの中の光」。来年は、日々の暮らしの中に光を見出しながら、普通に人と人とが関わり合える世の中になって欲しいと思います。暮らしの中の光と言えば、原画展後のつい先日、原画展の会場にもなっていたリビングの照明を取り換える工事を行いました。リビングの天井は、杉板の網代になっている部分があって、昔のままの姿を残しているのですが、天井の中心になる照明部分だけがこれまでの何度かの交換の結果、ベニヤ板に蛍光灯を付けただけの簡易な状態になっていました。今回、周りの天井板とうまく馴染ませるとともに、より機能的にするための工事を行いましたが、天井をはがすことで、昔のオリジナルを垣間見る発見もありました(この部分は、今回の工事全般をお願いした方のブログに詳しく書かれていますのでご参照下さい。

https://yamaguchi-spacecreate.amebaownd.com/posts/11925733)

また、照明工事の目玉の1つはシェードです。今年1月のお善哉の日に、大阪府内で我が家以外に現存している唯一の藤井厚二建築である八木邸の奥さまが来られ、元々八木邸で使用されていたシェードを一つ譲り受けることとなりました。シェードの和紙張替えやライトの設置等が終われば、母屋リビングで、新しい照明を楽しんでいただけることになります。

このような人同士のつながりで、来年は明るい未来の光がもっと差し込んできますように。今年最後の投稿となりますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

Katsuji

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