story17.我が家の守り神についてのお話

最近、家の神棚の場所を移設しました。子供のころ神棚は台所にあったのですが、昔の改装の際に撤去してしまったようです。それ以外にもう1つ、配電盤のある小部屋にもひっそりと設置されていたのですが、今回のリノベーションの際、その神棚を、家の中心に位置する事務スペースの和室に移しました。このことで、良い「気」がもっと循環するようになれば良いなと思います。また、この神棚には、いろんな寺社のお札が残っていました。お札があまりに多すぎるので、大半のお札を少しずつ返しにいって、すぐ近所の氏神さんのものだけにしていこうかと考えています。

一方、庭の竹やぶの方には、子供のころからお稲荷さんと呼んでいた、鳥居と祠(ほこら)があります。昔は、確か4月頃に、地域の氏神さんである伊邪那岐神社の神主さんに来てもらい、ご祈祷をいただいていました。この風習はいつしかなくなりましたが、鳥居や祠はずっと残っていて、盆や正月、あるいは何かの際には、家族でお参りをしています。最近では、子供の受験や就職でもお世話になりました。このお稲荷さん、何の神様かは、よく分かっていません。稲荷さんという意味では五穀豊穣を司る食物の神かもしれません。あるいは、伊邪那岐の神主さんという意味では、日本神話で最初に出てくる夫婦神なのかもしれません。まあ、いずれも大事なものであり、ざっくり家族の幸せや健康をお願いするという気持ちで、引き続き、大事にしていきたいと思います。

ただ、庭のお稲荷さん、荒廃した竹やぶの中にあり、いつまでも持ち続けることはできないかもしれません。その際は、近所の氏神さんにお返しすることになると思いますが、そうなったとしても、普段から神棚の氏神さんのお札にお参りをしたり、お札返しなどで方々の寺社にお参りに行ったりしながら、いつも感謝と謙虚の気持ちを忘れず、前に進んでいきたいと思います。

Katsuji

0コメント

  • 1000 / 1000