story20.広がりつつある藤井厚二ネットワーク

我が家の古民家、木造モダニズム建築。設計者である藤井厚二氏は「その国を代表するものは住宅建築である」という名言を残されたように、手掛けた建物のほとんどは住宅だったようです。ただ、49歳の若さでこの世を去られたため、手掛けられた住宅の数自体はそれほど多くありません。藤井厚二氏が自ら住まわれた実験住宅である聴竹居が、国の重要文化財に指定されている代表的な建物ですが、それ以外にも、京都市内を中心に、いくつかの住宅が残っています。中には、登録有形文化財としてきっちりと保存されているものもありますが、逆に、住み手が維持管理しきれずに取り壊されているものもあるらしいです。

住宅については、人それぞれの住まい方、利用の仕方、保存や建て替えなどの考え方があります。藤井厚二氏が建てたような築100年近くになる古い住宅だと、なおさら多岐に渡ると思います。最近、藤井厚二氏設計の住宅に関わりのある方とのネットワークができてきました。住宅遺産の維持管理や承継に係る支援などをされている「住宅遺産トラスト関西」の働きかけで、先日も、京都市内で、そういった方々との会合があり、事例発表やディスカッション、現地見学などに参加させてもらいました。その会合には、藤井厚二氏設計住宅のオーナーの方も何人かお見えで、いろいろとお話をしましたが、同じような悩みもあれば、違う部分での悩みもあるように思いました。一般の住宅として使われている方、別棟に住まれて古民家は時々開放利用されている方、新たに古民家を購入されてリノベーションされている方など、いろいろな形態があるようですが、このようなオーナーの方々とのつながりは、これからも大事にしていきたいと思います。その上で、私たち夫婦は、こういったいろいろな取組を参考にしつつ、住みながら利用しながらといった、独自の方法で、古民家の保全活用を進めていければ良いなと考えています。

藤井厚二 https://ja.wikipedia.org/wiki/藤井厚二

聴竹居 http://www.chochikukyo.com/

住宅遺産トラスト関西 http://hhtkansai.jp/

Katsuji

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